全国の酒販店有志で企画したイベント「第1回酒屋が選ぶ焼酎大賞」(実行委員会主催)の授賞式が4日、東京都千代田区の「御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター」であり、オンラインで公開された。
黒糖焼酎部門は奄美大島開運酒造(宇検村)の銘柄「紅さんご」が大賞に選ばれた。
新型コロナウイルス感染拡大や物価高騰の影響を受ける飲食や日本酒、焼酎業界を盛り上げる目的。芋、麦、米、黒糖、泡盛の5部門で開催し、計273銘柄が推薦された。審査員112人が銘柄を隠して味を鑑定し、各部門大賞1点、優秀賞2点を選出した。
黒糖焼酎部門大賞の「紅さんご」について、審査員からは豊かな香りや凝縮されたうま味を評価する声が寄せられた。4日の授賞式に出席した奄美大島開運酒造の高妻淑三製造部長は「お酒造りに一層精進し、品質を磨きたい」と話した。
このほか同部門優秀賞には、山田酒造(龍郷町)の「あまみ長雲40度」と朝日酒造(喜界町)の「壱乃醸朝日」が選出された。
黒糖焼酎を除く各部門の大賞は次の通り。
▽芋焼酎 GLOW EP05(志布志市、若潮酒造)▽麦焼酎 麦汁(熊本県、豊永酒造)▽米焼酎 常圧豊永蔵(熊本県、豊永酒造)▽泡盛 星の灯(沖縄県、米島酒造)